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昨年、夫が亡くなり収入が減ってしまい、老後の資金に不安があるため、三〇年住んでいる自宅を売却するか悩んでいます。長年住み慣れた自宅、この町を離れたくないですし、親戚一同が集まれる田舎が無くなることも気にしています。
「住みながらでも自宅の売却」が出来ます。
ご主人と残された大切な資産の売却は、大変気苦労なことと思います。社会問題の一つとして、高齢化による老後の資金不足は深刻な状況です。
相続問題での不動産売却は相続人の意向や今後受け継ぐ世代の方々の状況により、売却方法や活用方法をしっかりと考えることが重要です。
今回のご相談の場合「リースバック」による売却が良い方法だと思います。
「リースバック」とは、ご自宅を売却しますが、賃貸としてそのまま住み続けることが出来る売却方法です。
リースバックによる売却
メリット
- 売却金が一括で貰えるので、一時資金としてローン返済や事業資金に活用できる
- 長年住み続けた自宅に今までと同様に住み続けられる
- 固定資産税の支払いが不要になる
- 売却したことをご近所にも知られにくい
- 引っ越す必要がないので費用が掛からない
- 将来的に再購入も可能
- 買主を探す必要がないので現金化までの期間が短い
デメリット
- 売却価格が周辺相場より安くなる可能性がある
- 家賃が毎月必要になる
- 再購入の場合、売却価格より高くなる可能性がある
故郷の実家を残すということを考えれば、メリットの方がはるかに大きいと思われます。
将来、相続に関係する問題となりますので、専門家にご相談下さい。