ひとり暮らしをする母に久しぶりに会ったところ、認知症状が進行していました。老人ホームへの入居を考え、いくつか施設のホームページを見ていたところ、入居費用が無料から数百万円と差が大きく驚いています何が違うのでしょうか。月に掛かる費用は、ホームページに記載のある金額が目安と考えて問題ないのでしょうか。
多くが記載以外に、介護保険自己負担費・医療費・日用品費等が必要です。
一般的に入居費用が低い施設の多くは中小企業の事業者が運営しており、居室や共用スペースが高額施設に比べて狭く、設備やサービスも基本的な範囲内という場合が多いです。一方、入居費用が高い施設の多くは大手企業の事業者が運営しており居室や共用スペースが広く様々なサービスが選べて、二四時間体制でケアしている場合が多いです。しかし、近年民間企業参入による「競争原理」が働き取り組みも様々ですので『高額＝よい施設、低額＝悪い施設』とは一概に言えません。
老人ホームは病院と異なり、自宅に代わる「暮らしの場」です。必要とする介護・医療サービスだけでなく、例えば、静かな時間を大切にしたい、様々なレクリエーションを楽しみたい食にこだわりたいなど、お母様ご家族様の希望する毎日が、より多く叶う施設を選択するのがよいでしょう。
月に掛かる費用としては、多くの施設がホームページ記載以外に、介護保険自己負担費・医療費・日用品費等が必要になりますので、施設を探す際には注意が必要です。無料サービスの範囲も施設により様々です。毎月の支払が可能な金額、そして希望する優先順位を整理したうえで、施設に問い合わせることが大切です。その際の施設担当者の対応姿勢も、ぜひ参考にしましょう。
とはいえ、一つひとつを老人ホームに確認するのは、時間を要するものです。また、コロナ禍で見学を一部制限している施設も増えています。近年、当社のような老人ホーム探しのプロが在籍する「老人ホーム紹介センター」にご相談いただく方が増えています。ご利用は無料です。お気軽にご相談ください。
